6月27日 阪神競馬で行われた宝塚記念。
勝ったのは、大方の予想通りクロノジェネシスだったが
2着に来たのは単勝7番人気
伏兵:ユニコーンライオン
だった。
この馬は
今年の緒戦では、3勝クラスで18番人気だった馬だ。
そして一気に鳴尾記念を制し、重賞ウイナーの仲間入りした。
そんな馬が、宝塚記念で2着に入るなんて
誰が予想出来ただろうか。
単勝オッズを手掛かりに激走のヒントを探ろう。
宝塚記念の単勝オッズは
人気順に見ると以下のとおり。
1.8
3.5
6.7
9.5
16.6
23.5
27.8
74.0
79.6
153.9
195.3
213.8
246.8
ここでまず注目してほしいのが
単勝7番人気(以下、単7)と単8のオッズ差だ。
単7 27.8倍
単8 74.0倍
これは、オッズ理論では
断層
と呼ばれている。
どれくらい差があると断層と呼ぶか。
これには明確な定義などないが
一般的に
1.5倍以上離れていると
断層だとみなすことが多い。
今回の場合は
74倍÷27.8倍=
2.66
となり、これは明らかな断層だ。
では、断層があることが分かったが
これをどのように馬券術に活用していくべきか。
答えをいうと
断層の直前の馬が激走しやすい
のだ。
今回の宝塚記念のオッズを再掲すると
1.8
3.5
6.7
9.5
16.6
23.5
27.8
-------------------断層
74
79.6
153.9
195.3
213.8
246.8
断層の直前の馬
そう、それは
単勝7番人気のユニコーンライオンだったのである。