合成オッズ(多点買い価値)とは?
投資競馬を勉強していくなら覚えておいて損はない”合成オッズ”。
合成オッズとは何かというと
複数あるオッズを1つにまとめたら何倍相当になるか?
が分かってしまいます。
例えば、今あなたが以下の馬券を購入するとしましょう。
1点目 2.5倍
2点目 5.0倍
3点目 10.0倍
これら3点を1つにまとめたら、何倍相当の馬券になるでしょうか?
答えは1.4倍相当の馬券を1点買いするのと同じです。
では、どのように算出すると良いのでしょうか?
合成オッズの計算式
一見難しそうに見えますが、電卓で簡単に計算できてしまいます。
オッズの逆数(1をオッズで割る)をそれぞれ計算し、それを全て足します。
そして1をその数値で割ってしまえば、合成オッズを算出できます。
先ほどの例を見てみましょう。
1点目 2.5倍 → 逆数は0.4
2点目 5.0倍 → 逆数は0.2
3点目 10.0倍 → 逆数は0.1
逆数を合計すると0.7になります。
つまり合成オッズは1÷0.7≒1.42となります。
合成オッズを使って何が出来るのか?
このようにして算出する合成オッズ。
利用方法は2つあります。
1つ目は「自分が買った馬券の的中率を算出できる」
2つ目は「資金配分を行える」
です。1つずつ解説しましょう。
1つ目「自分が買った馬券の的中率を算出できる」
そんなこと出来るの?と思われるかもしれません。
すごく簡単に計算することが出来てしまうのです。

これだけです。
厳密にいえば、パターンによって式を変える必要があるのですが
あまり細かく気にしなくてもOKです。
目安には使えると思います。
2つ目「資金配分を行える」
今回のメインテーマは、実はここから。
先ほどの例で説明していきます。
1点目 2.5倍
2点目 5.0倍
3点目 10.0倍
この3点を均等買いで買ってしまうと
1点目が的中したらトリマイになってしまいますよね。
では、
どれが的中しても等しく払戻を受けるにはどうすれば良いでしょうか?
そこで、先ほどの合成オッズが登場します。
今回の例では、合成オッズは1.42でしたよね。
これはどういう意味だったかというと
「この3点買いは、1.42倍の1点買いと同じですよ」
という意味でした。
これを言い換えると
「この3点買いをすると、回収率142%になります」
という意味です。
では、投資予算10000円で資金配分してみましょう。
この3点買いは、回収率142%相当の馬券ですので
10000円投資した場合、14200円の払戻が期待できます。
なので、14200円を各オッズで割ってしまえばOkです。
1点目 2.5倍 投資額=14200÷2.5 ≒5700円
2点目 5.0倍 投資額=14200÷5.0 ≒2900円
3点目 10.0倍 投資額=14200÷10.0≒1500円
投資額の合計は10100円になり、100円オーバーしました。
これが100円未満を切り上げたからです。
では、それぞれが的中した場合の回収率を見てみましょう。
1点目 2.5倍が的中→払戻14250円
回収率141%
2点目 5.0倍が的中→払戻14500円
回収率143%
3点目 10.0倍が的中→払戻15000円
回収率148%
だいたい希望通りの回収率が期待できますね。
これが合成オッズの威力です。
まとめましょう。
合成オッズを使って、資金配分をする計算式です。

これはかなり重宝しますので、覚えておきましょう!