2021年1月24日に
中京競馬場で行われた東海S(GⅡ)
まずオッズをご覧いただこう。
ここで注目すべきことは何だろうか?
1つ目
単勝1番人気(単①)が2.0倍で圧倒的に支持されているわけではないのに
単②が6.2倍で、結構オッズ差がついている。
これは以前紹介した
矛盾理論である。
2つ目
15頭のうち、13頭が単勝オッズ100倍未満であること。
つまり、どの馬が来ても不思議ではないということ。
さて、2つの注目点を示したわけだ
これらは矛盾していると思えないだろうか。
単①は支持されていないが
単②とのオッズ差を見れば1強ムードである一方で
単勝オッズ全体を見れば、何が来るか分からない
まさに、謎だろう。
このようなケースでは、どのような結果になることが多いのか。
過去のデータで検索してみよう。
データの検索条件
・単①オッズが1.6倍~2.4倍
・単②オッズが5.5倍以上
・単⑬オッズが100倍未満
・出走頭数が15頭
これらの条件で、過去10年のオッズデータを検索してみた。
特徴的な部分を抜粋してみると
・
単①出現率は32.3%しかなくて、一般的な単①と変わらない。
・単②出現率は18.8%あり、
回収率は121%もある。
・単④⑤は出現率がともに7%未満と低い。
・単⑥⑦も単回収率は100%を超えており、優良な馬券。
東海Sを買う上で注意したいこと
このようにオッズを紐解くことで、東海Sの傾向が見えてくる。
つまり、単①はオッズが低いけれども、信頼されているわけではない。
しかし、単①が票数を集めてくれるおかげで、他馬のオッズが上昇し
結果、他馬の回収率が上がっているのだ。
結果は
東海Sは、単②の馬が1着となり、単①は12着まで沈んだ。
これがオッズを解析すると事前に分かってしまうのだ。