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投資競馬の学校

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資金マネジメント論④

資金マネジメントについて連載しているが、今回で4回目である。

1回目2回目3回目の連載はこちらを見ていただきたい。

前回の復習をしよう。

損失金を抱えている。
次のレースで的中した時に
損失金を0円にするには、いくら買えばいいか?

という問題だった。

その公式は以下のとおり。

今回の投資額=(損失金+今回の投資額)÷オッズ

である。
この式で、投資額を算出すれば
今回的中すれば、損失金は0円になる。

しかし、このままでは利益は0円である。
利益を出したければ、損失金を多めに見積もれば良い。

つまり
今回の投資額=(損失金×1.6+今回の投資額)÷オッズ

として、損失金を多めに見積もるのだ。
そうすれば、的中した際に
損失金×1.6が回収されるので、利益が出るわけだ。

では、本題だ。

本題
馬法の方程式
投資額=損失金×1.6÷(オッズー1)
という式の中にあるー1とは何か?

であった。

先ほどの式を再掲する。
今回の投資額=(損失金×1.6+今回の投資額)÷オッズ

①この式の両辺にオッズを掛けると
今回の投資額×オッズ=損失金×1.6+今回の投資額

②右辺の今回の投資額を左辺に移して
今回の投資額×オッズー今回の投資額=損失金×1.6

③つまり
今回の投資額×(オッズー1)=損失金×1.6

④両辺をオッズー1で割って
今回の投資額=損失金×1.6÷(オッズー1)
となる。
馬法の方程式になった。

この変形を見ていただければ分かるが
ー1が現れたのは、②から③にかけてだ。
つまり、ー1とは今回の投資額のことだったのだ。

資金マネジメント論③

資金マネジメントについて解説している本連載も3回目を迎えた。

1回目は馬法の方程式について問題を提起し
2回目は基本的な投資額算出式について考えた。

今回は、前回の続きである。
復習しよう。

今回の投資額=今までの損失金÷オッズ
という式で、投資額を算出した場合
的中しても損失金が残ってしまう。
それは、この式に”今回の投資額を損失額に組み込んでいない”という欠点があるからだと説明した。

では、どうすれば良いのか。
今回の投資額=(今までの損失金+今回の投資額)÷オッズ
とすれば良い。

具体例で説明しよう。

問題(前回と同様)
いま、10000円の損失金を抱えています。
次のレースで5.0倍のオッズの馬券を的中させて損失金を解消したい。
いくら賭けるべきか?

先の式に当てはめて考えよう。
今回の投資額=(10000+今回の投資額)÷5.0
こうなる。
ここからは、中学生でも出来る式の変形をしていけば良い。

両辺に5.0を掛けて
今回の投資額×5=10000+今回の投資額

右辺の”今回の投資額”を左辺に移項して
今回の投資額×5ー今回の投資額=10000

あとは計算するだけである。
今回の投資額×4=10000
今回の投資額=2500

答えは、2500円である。

では、これが的中した場合どうなるか。

今までの損失金 10000円
今回の投資額   2500円
払戻額     12500円
収支          0円

損失金は解消されたことが分かるだろう。

資金マネジメント理論②

資金マネジメント論について連載2回目である。

前回は導入として
馬法の方程式を紹介しつつ
その式の意味を問いかけた。

問題
馬法の方程式
投資額=損失金×1.6÷(オッズー1)
の()内のー1とは何なのか?

この問題を考えるまえに
まず考えていただきたい問題がある。
それは...

問題
いま、10000円の損失金を抱えています。
次のレースで5.0倍のオッズの馬券を的中させて損失金を解消したい。
いくら賭けるべきか?

大多数の人はこう考えるだろう。

「5.0倍の馬券に2000円賭ければ、10000円の払い戻しを受ける」
「損失金をオッズで割れば良い」

つまり
今回の投資額=今までの損失額÷オッズ
で算出できると考えてしまうわけだ。

しかし、そうだろうか?
今回の例でいえば
損失額は10000円
今回の投資額は2000円だから
既に損失金は12000円になっている。
そして払戻金額は10000円である。

従って、的中しても損失金2000円は残るわけだ。

では
今回の投資額=今までの損失額÷オッズ
という式は、どこが悪いのだろうか?

それは
今回の投資額を損失額に組み込んでいない
である。

資金マネジメントの理論①

投資競馬といえば「資金マネジメント」だろう。

資金マネジメントとは
今回買った馬券が的中すれば
今までの損失を全て回収し、利益をも計上する
ための最適な配分を教えてくれる理論だ。

今回は、超基礎ともいうべく内容を取り上げる。

ではまず、馬法の方程式を考えてみよう。
※馬法の方程式については、こちらをご覧いただきたい。

投資金=損失金×1.6÷(オッズー1)

で計算される。
この計算式に当てはめれば
的中した時点で、今までの損失金を回収し、利益もあげることが出来る。

ところで

オッズ-1

-1とは何か?
それが今回から始める連載のテーマだ。

「1レース前の単勝オッズ」の謎

今回は奇妙なお話である。

当ブログで発売している商品のなかに
1レース前の結果を見るだけの必勝法がある。

この理論は
買いたいと思ったレースの”1つ前のレース結果”を見れば
買いたいレースの傾向が掴めるという方法だ。

興味があれば、上のリンクをクリックしていただきたいが
今回は、少し話を変えてみる。

1レース前の単勝1番人気のオッズが、次のレースに与える影響についてみてみよう。

直観的に考えれば「??」だろう。

例えば4月4日の阪神競馬12レースの上位入着馬は
単⑥→単⑭→単①で決まった。
3連単は60万超えの大波乱だ。

実は「荒れる可能性がある」のは
阪神11レースが締め切られた時点で決まっていた。

阪神11レースの単勝1番人気のオッズは1.8倍だったのだ。

まだ「?」だろう。

実は

1レース前の単①オッズが1.8倍だったとき
次のレースの単①連対率は47%しかない

からだ。
さらにいえば

1レース前の単①オッズが1.8倍だったとき
次のレースで単勝全馬券を買い続けていれば
この2年間で回収率は96.2%だった


のだ。

単勝全馬券の回収率は、76%くらいだから
これは驚異的な数値だろう。

馬券を当てたければ、1レース前のオッズを見よ!
というのが、競馬攻略のカギになるのだ。