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投資競馬の学校

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「1レース前の単勝オッズ」の謎

今回は奇妙なお話である。

当ブログで発売している商品のなかに
1レース前の結果を見るだけの必勝法がある。

この理論は
買いたいと思ったレースの”1つ前のレース結果”を見れば
買いたいレースの傾向が掴めるという方法だ。

興味があれば、上のリンクをクリックしていただきたいが
今回は、少し話を変えてみる。

1レース前の単勝1番人気のオッズが、次のレースに与える影響についてみてみよう。

直観的に考えれば「??」だろう。

例えば4月4日の阪神競馬12レースの上位入着馬は
単⑥→単⑭→単①で決まった。
3連単は60万超えの大波乱だ。

実は「荒れる可能性がある」のは
阪神11レースが締め切られた時点で決まっていた。

阪神11レースの単勝1番人気のオッズは1.8倍だったのだ。

まだ「?」だろう。

実は

1レース前の単①オッズが1.8倍だったとき
次のレースの単①連対率は47%しかない

からだ。
さらにいえば

1レース前の単①オッズが1.8倍だったとき
次のレースで単勝全馬券を買い続けていれば
この2年間で回収率は96.2%だった


のだ。

単勝全馬券の回収率は、76%くらいだから
これは驚異的な数値だろう。

馬券を当てたければ、1レース前のオッズを見よ!
というのが、競馬攻略のカギになるのだ。

100万馬券を狙う戦略

先週の中京競馬 第11レースの3連単の配当を覚えているだろうか?

なんと約171万円である!

こんな馬券を一度でも取ることが出来れば...
そう思っている人は少なくないはずだ。

そこで、2020年以降に出現した100万馬券の傾向を分析してみよう。

分析① 最も100万馬券に貢献している単勝人気は?

100万馬券が出現した際に
最も馬券に絡んでいる単勝人気は何番人気かご存知だろうか?

それは、単勝9番人気だ。

100万馬券のうち、4回に1回は3着以内に絡んでいた。

その次は単勝12番人気、単勝13番人気と続く。
100万馬券の75%は、この3頭のうち1頭が3着以内に絡んでいる。

つまり

4回に3回は、単9、単12、単13が絡んでいる計算だ。

分析② 3連単100万決着時の3連複の配当は?

3連複の配当が10万未満なのに、3連単の配当が100万を超えるのは
たったの7%である。

ほぼ無いと思っていい。

なぜこの情報が必要かというと
3連単100万馬券を狙う際に
その組み合わせの3連複オッズを確認し
それが10万未満なら、その組み合わせは消しても良い
ということだ。
これはだいぶ馬券を絞り込むのに重宝する情報だろう。


 

東海Sのオッズの異常をみる

2021年1月24日に
中京競馬場で行われた東海S(GⅡ)

まずオッズをご覧いただこう。



ここで注目すべきことは何だろうか?

1つ目

単勝1番人気(単①)が2.0倍で圧倒的に支持されているわけではないのに
単②が6.2倍で、結構オッズ差がついている。
これは以前紹介した矛盾理論である。

2つ目

15頭のうち、13頭が単勝オッズ100倍未満であること。
つまり、どの馬が来ても不思議ではないということ。

さて、2つの注目点を示したわけだ
これらは矛盾していると思えないだろうか。

単①は支持されていないが
単②とのオッズ差を見れば1強ムードである一方で
単勝オッズ全体を見れば、何が来るか分からない

まさに、謎だろう。

このようなケースでは、どのような結果になることが多いのか。
過去のデータで検索してみよう。

データの検索条件


・単①オッズが1.6倍~2.4倍
・単②オッズが5.5倍以上
・単⑬オッズが100倍未満
・出走頭数が15頭

これらの条件で、過去10年のオッズデータを検索してみた。
特徴的な部分を抜粋してみると

単①出現率は32.3%しかなくて、一般的な単①と変わらない。
・単②出現率は18.8%あり、回収率は121%もある。
・単④⑤は出現率がともに7%未満と低い。
・単⑥⑦も単回収率は100%を超えており、優良な馬券。

東海Sを買う上で注意したいこと


このようにオッズを紐解くことで、東海Sの傾向が見えてくる。
つまり、単①はオッズが低いけれども、信頼されているわけではない。
しかし、単①が票数を集めてくれるおかげで、他馬のオッズが上昇し
結果、他馬の回収率が上がっているのだ。

結果は


東海Sは、単②の馬が1着となり、単①は12着まで沈んだ。
これがオッズを解析すると事前に分かってしまうのだ。

オッズの罠?

最近、こんな商品を目にした。

「過去10年の単勝オッズのデータを売ります」

私も、2009年から中央競馬のオッズデータを集めており
非常に有用なデータだ。

例えば
次のレースのオッズを眺めていて
次のような特徴があったとする。

・単勝1番人気が1倍台
・単勝2番人気が6倍台
・単勝10番人気が50倍以下
・出走頭数16頭立て

これをデータベースで検索してやれば
各馬の出現率とかを瞬時に算出することが出来る。

このようなデータを持っていない人にとっては
冒頭で紹介した「過去10年の単勝オッズのデータを売ります」は
喉から手が出るほど欲しいものではある。

しかし、その商品には重大な欠点がある。

それは

"JRAプレミアムの対象レースが明記されていない"

ということ。

JRAプレミアムを知らない方のために説明しておくと
通常の払戻金額に売上の数%を上乗せして払い戻しますというシステムのことだ。

もちろん、オッズはその数%が上乗せされた状態で表示されている。

従って、仮に

単勝1番人気が1.8倍のレースがあったとしても

JRAプレミアム対象レースとそうでないレースでは
その数字の意味が違ってくるということだ。

それは、実際のデータを見れば明らかだ。

単勝1番人気が1.8倍のとき
単勝1番人気の出現率は何%か。

JRAプレミアム対象レースは、47%なのに対して
JRAプレミアムではないレースは、43%である。

オッズを見る前に、JRAプレミアム対象レースか?を良く確認するべきだ。

オッズの矛盾を突く!矛盾理論とは④

オッズの矛盾を見つけ儲けていく矛盾理論。

過去3回では
第1回 矛盾理論の説明
第2回 単勝オッズの矛盾
第3回 単勝オッズと3連複オッズの矛盾

を解説してきた。
第4回の今回は

馬連オッズと馬単オッズの矛盾


これをテーマにしていく。

まず馬連1番人気のオッズ(馬①オッズ)が2.9倍以下のレースを考えよう。
このとき、馬①が出現する確率をご存知だろうか。

答えは、33.7%である。

馬①が2.9倍以下のレースを考えてみると
強い馬が2頭いて、それに人気が集中しているのであろう。

これに次の条件を加えてみる。

馬単1番人気のオッズ(馬単①オッズ)が5.5倍以上


馬連では2強対決の様相を呈してのにも関わらず
馬単ではそうではない様相を呈しているケースだ。

これは、馬連と馬単オッズに矛盾があることを示している。

この場合、馬①の出現率は28.5%にも下がる。

これからも分かるように
たった1つのオッズを分析しているだけでは
レースの性格を正確にとらえることは出来ないということが分かるだろう。